都心の午前11時の積雪は5センチ。昨夜の最深積雪は8センチですが、雪の多くがとけずに残っている状況です。今日6日の都心の予想最高気温は4℃。このあともあまり上がらず、この冬一番の寒さでしょう。今夜の冷え込みで路面の状態はシャーベット状からデコボコに固まって、路面がさらに悪化するため要警戒。
●午前11時の積雪 都心は5センチ
昨日5日から今日6日にかけて、関東地方は南岸低気圧の影響で、広い範囲に雪が降り積もりました。
午前11時の積雪は東京都心や熊谷市、前橋市で5センチとなっています。昨夜の最深積雪は熊谷市と前橋市で11センチ、東京都心で8センチとなっていますが、積雪の多くはほとんどとけずに残っている状況です。
今日6日の東京都心は、午前11時20分までの最高気温が3.7℃となっており、予想最高気温は4℃。このあともあまり上がらず、昨日5日の最高気温(6.2℃)を下回り、この冬一番の寒さとなるでしょう。首都圏では多くの所でシャーベット状の雪となっていて、普通の靴では歩行が難しいような状況となっています。
関東は今夜にかけて所々で雪や雨が降り、路面の状況がさらに悪化しやすくなりそうです。坂道など転倒しやすくなりますので、滑りにくい靴で十分にご注意ください。
●今夜の冷え込みで路面状況が悪化 明日7日も凍結の恐れ
明日7日朝にかけて東京都心は0℃近くまで気温が下がり、内陸部では軒並み氷点下の冷え込みとなるでしょう。
今夜からの冷え込みで、路面の状態はシャーベット状からデコボコに固まって、路面がさらに悪化する見込みです。
積雪や路面凍結によって、交通への影響が続くでしょう。引き続き、車はスリップ事故、歩行の際は転倒に注意し、時間に余裕を持ってお出かけください。
明日の関東は日差しが戻り、日中は9℃前後まで気温が上昇する見込みです。日中は次第に雪はとけそうです。ただ、日陰にはまだ雪の残る所もありそうですので、油断せずに気を付ける必要があるでしょう。
●雪道での歩き方
雪が積もった後は、いつも通る道路でも、普段とは状態が違います。歩き方には次のような注意が必要です。
(1)寒いからといって、手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
(2)荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがが防げます。
(3)もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
(4)洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
(5)歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。
●路面の凍結 特に注意すべき所は
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。