今日5日は、関東は南岸低気圧の影響で、昼頃から次第に広い範囲で雪が降り、山沿いでは大雪に。東京23区など平地でも雪が降り、積雪になることも。朝の通勤、通学時にまだ何も降っていなくても、お帰りの時間帯は、大雪による交通機関への影響に警戒をしてください。
●関東は広い範囲で雪に
今日5日は、低気圧が本州の南岸を東北東へ進む見込みです。関東地方はこの「南岸低気圧」の影響で、昼頃から次第に広い範囲で雪や雨が降るでしょう。
関東北部や、秩父、多摩、箱根など南部の山沿いを中心に広く雪が降りそうです。平地では千葉県の房総半島など沿岸部で雨が降る所もありますが、東京23区など平地でも雪の降る所が多く、積雪になるおそれもあります。積雪や路面の凍結による交通障害に警戒・注意してください。
●予想される降雪量
5日6時から6日6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
関東地方北部の山地 30センチ
関東地方北部の平地 20センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 20センチ
関東地方南部の平地 7センチ
東京23区 5センチ
甲信地方 30センチ
その後、6日6時から7日6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
関東地方北部の山地 10から20センチ
関東地方北部の平地 1から5センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 1から5センチ
関東地方南部の平地 1から5センチ
東京23区 1から5センチ
甲信地方 5から10センチ
予想より気温が低くなった場合には、山沿いを中心に、平地でも警報級の大雪となる可能性があります。
今後の最新の情報に十分ご注意ください。
●お帰りの時間帯は状況一変 万全の対策を
今日5日は、朝の通勤、通学の時間帯はまだ何も降っていなくても、お帰りの時間帯は広い範囲で雪が降り、朝とは状況が一変しそうです。滑りにくい靴やブーツを履くなど、雪道への備えが必要です。
また自転車や車でのお出かけは避けたほうが良さそうですが、やむを得ず車を運転される方は、車の冬装備は必須となりそうです。ノーマルタイヤでのお出かけは大変危険で、交通事故を招きかねません。また車の冬装備をされていても、思わぬ渋滞に巻き込まれるおそれがありますので、雪が降った場合、渋滞に巻き込まれた場合の万全の備えをしてお出かけください。また鉄道や飛行機など交通機関に影響が出る可能性がありますので、事前に交通機関からの情報をチェックするようにしてください。
雪は明日6日の朝にかけて降る所が多いでしょう。明日6日の朝の通勤、通学の時間帯に大きく影響しそうです。交通機関に影響が出ている場合もありますので、事前にチェックして早め早めの行動を心掛けるようにしてください。
また今日5日は、朝が気温のピークで、雪や雨が降りだすと、徐々に気温が下がるでしょう。夜のお帰りの時間帯は、東京都心でも1℃にも届かない見込みで、厳しい寒さになりそうです。明日6日も厳しい寒さが続くでしょう。雪への備えだけでなく、万全の寒さ対策も必要になりそうです。
●雪道での歩き方
雪が積もった後は、いつも通る道路でも、普段とは状態が違います。歩き方には次のような注意が必要です。
(1)寒いからといって、手をポケットに入れたり、歩きスマホをしたりするのは、大変危険です。手が使えないと、急な動きに対応できず、万が一、転んだ時に、大けがにつながりますので、絶対にやめましょう。
(2)荷物は、なるべく手に持たないようにしましょう。バッグは、リュックサックなど背負うタイプの物がおすすめです。手が自由に使えるようにすると、いざという時に、けがが防げます。
(3)もし転んでしまっても、体を強く打たないよう、洋服も工夫しましょう。厚手の服装だと、寒さを防ぐだけでなく、クッションの代わりにもなります。
(4)洋服の素材は、濡れにくく、撥水性のある素材のものを着用しましょう。洋服が濡れてしまうと、体が冷えやすくなってしまいます。
(5)歩くときには、なるべく狭い歩幅で、足をまっすぐ下に踏み込みましょう。そろそろとペンギンのように歩くと、転びにくくなりますので、覚えておいてください。