本日(26日)、紋別で流氷接岸初日となりました。平年より13日早く、昨年と比べても14日早い観測です。今後1週間は、流氷は引き続きオホーツク海側の所々で接岸するでしょう。北海道では本格的な流氷シーズンを迎え、観光客でにぎわっています。
●紋別で流氷接岸初日 平年より2週間前後も早い観測に
本日(26日)、紋別で流氷接岸初日となりました。平年より13日早く、昨年と比べても14日早い観測です。なお、紋別の流氷観測は、2007年までは気象庁の紋別測候所が行っていましたが、測候所の無人化に伴い、2008年からは紋別市氷海展望塔(オホーツクタワー)で観測し、紋別市が情報発信しています。
今月22日には網走でも流氷接岸初日となり、平年より13日早く、昨年より19日も早い観測となりました。
北海道では本格的な流氷シーズンを迎えています。今年は平年に比べて早く接岸となったことから、いつもより長めに流氷を楽しむことができそうです。なお、例年の流氷の見頃は3月上旬頃にかけてとなっています。
※流氷接岸初日:流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路が無くなり船舶が航行できなくなった最初の日
●今後の流氷の動きは?
1月は、低気圧や一時的な冬型の気圧配置の強まりの影響で、海氷の南下が進みました。現在の流氷は、オホーツク海側の所々に接岸しています。
気象庁によると今後1週間は、引き続きオホーツク海側の所々に接岸し、一部は日本海に流出する見込みです。
また、今後1か月はオホーツク海南部の海氷はさらに南下し、接岸する範囲が広がる予想となっています。根室半島への接近や接岸は、平年並みの見込みです。
※海氷:海に浮かぶ氷の総称
※流氷:海氷のうち、海を流れ漂い、海岸に定着していないもの