今日13日、強い寒気の影響で、関東甲信地方にも所々に雪雲や雨雲が流れ込んでいます。夕方以降は雪や雨エリアが広がるでしょう。積雪や路面の凍結に注意が必要です。
●関東甲信にも雪雲や雨雲
今日13日の午後、東日本の上空約5500メートルにマイナス36℃以下の寒気が流れ込んできています。
14時現在、関東甲信地方の所々に雪雲や雨雲が流れ込んできました。この時間は関東北部の山沿いは雪、平野部では雨の所が多くなっています。
●積雪が予想される地域は?
夕方から夜のはじめ頃にかけて雪や雨のエリアが広がるでしょう。
関東南部の平野部でも雪が降り、東京都心などで初雪となる可能性があります。千葉県では多い所で2センチの降雪が予想され、芝生など、うっすらと白くなる可能性があります。また、東京都多摩地方の山沿いや神奈川県西部の山地でも1センチから2センチの降雪が予想され、うっすらと雪の積もる所があるでしょう。
今のところ、東京都23区では積雪とはならない見込みですが、予想より降水が長引いて、気温が低くなった場合には積雪となる可能性もあります。最新の情報にご注意ください。
積雪とはならない地域でも、夜間は冷え込み、濡れた路面が凍結する可能性があります。車は路面の凍結にご注意ください。
●関東北部では平野部で積雪か 山間部は大雪の恐れ
関東北部では平野部でも多い所で5センチの降雪が予想され、道路に雪が積もる可能性があります。
関東北部の山沿いや長野県では今夜遅くにかけて多い所で50センチ以上の雪が降り、大雪となる恐れがあります。車の立ち往生など、大雪による交通障害に注意・警戒が必要です。
●路面の凍結 特に注意すべき所は
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。