石川県では、今夜から10日にかけて雨が降りやすくなる見込みです。融雪や新たな降水に起因する土砂災害に厳重に警戒して下さい。その後も天気は短い周期で変わり、12日~13日頃は、低気圧や前線の影響で荒れた天気となるでしょう。13日頃は平地でも再び雪が降りそうです。最新の天気予報を確認するようにして下さい。
●石川県 今夜から10日にかけては警報級の大雨 土砂災害に警戒
石川県では、10日にかけて気圧の谷や上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定となり、雷を伴ったやや強い雨が降る見込みです。雪ではなく雨が降りやすくなるため、融雪が進むでしょう。
「令和6年能登半島地震」の影響やこれまでの降水により、地盤の緩んでいる所があります。融雪や新たな降水に起因する土砂災害には十分警戒して下さい。
●12~13日頃 低気圧が通過して再び冬型へ 荒れた天気となり再び降雪も
11日の北陸地方は、天気は一旦回復傾向となり、各地で日差しがありそうです。ただ、12日は低気圧が発達しなが沿海州から北日本方面を進み、中心からのびる前線が北陸地方を通過するでしょう。北陸地方は各地で雨が降り、雨脚が強まる見込みです。風も強まり荒れた天気となるおそれがあります。
前線の通過後は、13日にかけて冬型の気圧配置となり、北陸上空には次第に強い寒気が南下するでしょう。平地でも降雪となる目安の寒気が予想され、被災地の能登地方でも13日は次第に雨から雪へと変わる見込みです。厳しい寒さも予想され、一日を通して気温はほとんど上がらないでしょう。降雪や凍える寒さに注意して下さい。
また、13日は大学入学共通テストの初日でもあり、交通障害やダイヤの乱れる可能性もあります。受験生の方を中心に最新の天気予報や交通情報を確認し、時間にゆとりをもった行動をするようにしましょう。
●天気は短く周期変化 日差しの届く日もあるが16日頃からは強い冬型か
この先も、天気は短い周期で変わる見込みです。11日と14日頃は日差しが届きそうですが、気圧の谷が次々と通過して、冬型の気圧配置となる日があるでしょう。当面は、13日頃に続いて、16日頃が平地でも雪が降りやすく、被災地でも厳しい冷え込みとなりそうです。出来る限り暖かくして過ごすようにして下さい。
●1年で最も寒さが厳しい時期 引き続き低体温症に注意
避難生活で暖をとりにくい状況下においても、「乾いた衣類などを複数枚重ね着する」「新聞紙やラップなどを上着の下に巻き付ける」「首回りにマフラーやタオル等を巻いて保温を心掛ける」「感染症対策の観点からもマスクを着用する」、空のペットボトルとお湯が使用できる環境であれば「即席の湯たんぽをつくる」「身体を寄せ合う」等、出来る限りのことをして、低体温症を予防するようにして下さい。
また、カイロを使用する場合には、低温やけどを防ぐために、「直接肌にあてない」「長時間身体の同じ部分にあてない」ように注意して下さい。