1月1日16時10分ごろ、石川県能登地方で最大震度7の地震が発生しました。その地震の直前、16時06分ごろに発生した最大震度5強の地震を含めると、今日5日午前7時までの間に観測された最大震度5弱以上の地震は、昨日4日から変わらず13回ですが、震度4は30回以上にものぼります。今朝5日未明にも震度4を観測しました。
●元日から 震度5弱以上は13回 今日5日未明にも震度4の地震
1月1日16時10分ごろに石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、石川県志賀町で震度7を観測しました。震度7を観測する直前の16時06分ごろにも石川県能登地方を震源とするマグニチュード5.7の地震が発生し、石川県珠洲市では震度5強を観測しました。その後も、石川県を中心に震度5強や震度5弱、震度4の地震が相次いで発生しています。
一連の令和6年能登半島地震で、今日5日午前7時までに観測された最大震度5弱以上の地震は13回と、昨日4日と変わっていませんが、震度4の地震は1月1日元日から今日5日7時までに34回も観測されています。今日5日未明にも石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.4の地震が発生し、石川県七尾市で震度4を観測しています。
気象庁は、過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、1月1日に発生したM7.6の地震により揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度7程度の地震に注意するよう呼び掛けています。また、この地域では、3年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、引き続き注意が必要です。なお、1月1日以降、地震活動の範囲は広がっており、従来より広範囲で強い揺れを観測しています。海底で規模の大きな地震が発生した場合、津波に注意する必要があります。