明日27日午前中にかけて北海道や東北の日本海側は雪や風が強まり、暴風雪の恐れも。その後はいったん穏やかになりますが、30日は西日本から天気は下り坂へ。31日は広く雨風強まり荒天に。都心も雨の大晦日になるでしょう。31日夜~元日は、北陸や北日本の日本海側で雪に。
●今夜 北日本の日本海側は暴風に警戒 明日27日は吹雪も
今日26日は、前線を伴った低気圧が東北や北海道に接近中で、東北の日本海側の沿岸では暴風が吹いています。
最大瞬間風速は、山形県酒田市の飛島で32.9メートル(西の風・午後4時39分)、秋田県にかほ市で30.3メートル(西の風・午後3時27分)と、風に向かって歩けないほどの暴風を記録しました。東北の日本海側は今夜遅くにかけて暴風に警戒を続けてください。
明日27日にかけて、北日本を中心に冬型の気圧配置となるでしょう。
明日27日は、北海道や東北北部の日本海側を中心に雪や風が強まり、暴風雪となる恐れもあります。ふぶきや吹きだまりによる交通障害などに注意、警戒してください。
明日27日午後は、雪の降り方は次第に弱まるでしょう。
●31日大晦日 全国的に荒天の恐れ
これから年末年始にかけて、大きな天気のポイントは、「31日の大晦日に全国的に荒天」となることです。
30日夕方以降は、九州から次第に雨の範囲が広がるでしょう。31日大晦日の朝には、東海や関東にも広く雨雲がかかり、太平洋側も局地的に雨や風が強まりそうです。東京都心で大晦日に1.0ミリ以上の雨が降れば、2004年12月31日以来、19年ぶりとなります。※2004年は雨から次第に雪に変わり、都心で積雪2センチを観測。
上空には次第に強い寒気も南下するため、北陸では雨から次第に雪に変わる所もあるでしょう。東北や北海道は広く湿った雪が降り、局地的に降り方が強まりそうです。
帰省や旅行など、大移動をされる方が多いタイミングとなりますが、全国的に風も強まるため、交通への影響にも注意してください。
●元日にかけて 北日本や北陸で雪エリア広がる 山は大雪の恐れも
また、警戒が必要なのがその後「元日にかけての雪」です。
2023年大晦日から2024年元日にかけて、北日本の日本海側や山沿いを中心に、冬の嵐となるでしょう。31日夜~元日は、冬型の気圧配置が一時的に強まる見込みです。
このため、北日本の日本海側は広く雪で、積雪が再び急増する所もあるでしょう。北陸も雨から次第に雪に変わる所がある見込みです。
また、寒気が強いため、東日本の山沿い、中部山岳も大晦日の日中から次第に雪に変わりそうです。
初日の出を見に、山登りを計画されている方は、遭難事故などにつながることも考えられます。
最新の気象情報に注意し、場合によっては計画の見直しなどを検討するようにしてください。