都心や大阪など、東日本や西日本では、昨日5日から大幅に気温が上昇しています。この先、週末にかけても最高気温は上昇傾向で、季節外れの暖かさとなる所が多いでしょう。一方、北日本は気温の変動が激しくなる見込みです。体調管理に十分ご注意ください。
●東日本と西日本は寒さやわらぐ 日差しにほっとできる一日
昨日5日は、南岸低気圧の影響で気温が上がりにくく、都心や大阪などをはじめ、昼間は札幌よりも寒くなりました。
一方で、今日6日は日差しの暖かさが戻っています。昨日の日中は10℃くらいに留まった都心も、今日は14時までに16.4℃を観測し、大阪市でも15.2℃まで気温が上がっています。
そのほか、兵庫県豊岡市で16.9℃、名古屋市は17.8℃で昨日より10℃近くも上昇するなど、東日本と西日本では昨日より大幅に気温の上がっている所が多くなっています。
●週末にかけてはさらに気温上昇 北日本は気温が乱高下
明日7日は二十四節気の「大雪」です。本来であれば平地でも雪の便りが届き始める頃ですが、今週末にかけて、九州から関東は季節が逆戻りする見込みです。最高気温は20℃前後といった所が多く、冬の装いでは暑く感じるくらいの暖かさとなるでしょう。
一方、北陸や東北、北海道は気温の変動がかなり大きくなります。特に札幌は、あすは夜から急に冷えて、午後6時には5℃ほどと、朝より寒くなるでしょう。その後も、9日は10月下旬並み、10日以降は1月上旬並みと、気温が乱高下する見込みです。また、都心も10日は20℃予想ですが、11日は11℃までしか気温が上がらないでしょう。気温の変化が大きいことに加えて、全国的にインフルエンザが流行しています。体調管理には十分ご注意ください。
●インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。