今夜(27日)から明日(28日)にかけては、道央や道南方面では雨が、その他は湿った雪が降りやすく、沿岸などでは強い風を伴うでしょう。明後日(29日)は道北や道央、道南で雪が降り、沿岸を中心に再び暴風雪となる恐れがあります。日ごとの気温変化も大きくなるでしょう。交通障害などに注意・警戒し、体調管理にも注意して下さい。
●道央や道南方面では雨主体の降り方
今夜から明日にかけて北海道付近は、前線を伴った低気圧が発達しながら通過するでしょう。低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となる見込みです。
今夜から明日午前にかけて、ここ数日で積雪となった札幌など道央や、函館など道南方面では雨が降るでしょう。局地的に雷を伴って降り方の強まることもある見込みです。風を伴い、横殴りの降り方となる恐れもあります。昼頃にはいったんやみ間がありますが、午後は再び天気が崩れ、今度は雪となる見込みです。
道北では湿った雪が降りやすく、沿岸などでは雨の降る時間もありそうです。
道東方面は明日の午前に天気が崩れます。太平洋側では沿岸を中心に雨、内陸では湿った雪が降り、平地でも積雪となる見込みです。今シーズン初めての積雪となる所も出てくる可能性があるため、路面状況の変化に十分注意して下さい。オホーツク海側では内陸、沿岸ともに湿った雪が降るでしょう。午後には次第に雨や雪はやんで、晴れ間の戻る所もある見込みです。
●29日は再び暴風雪の恐れ
低気圧はオホーツク海に達した後も発達を続け、明後日の北海道付近は再び強い冬型の気圧配置となるでしょう。上空には先日24日から25日にかけてと同じような、非常に強い寒気が流れ込む見込みです。
明後日は道北や道央、道南では雪が降りやすく、西寄りの風も強まるでしょう。留萌や檜山地方、石狩北部を中心に再び見通しが全く効かないほどの猛吹雪となる恐れがあります。降ってきた雪と風で飛ばされてきた雪により、局地的に吹きだまりとなって車の通行に支障が出る可能性もあります。
外出を控えたり、どうしても外出が必要な場合は防寒具、スコップを車に用意するなど、十分な対策を行うようにして下さい。
●30日にかけて気温変化が大きい
寒気は30日も居座るでしょう。
札幌では今日午後3時までの最高気温が4.2℃と平年並みでしたが、明日の最高気温は10℃と、11月上旬並みとなる見込みです。しかし、明後日には0℃、30日にはマイナス2℃までしか上がらず、再び真冬日となりそうです。日ごとの気温差が大きく、体に負担がかかりやすいため、気温に合わせて服装を調節するなど体調管理には十分注意して下さい。
なお、30日に最高気温が0℃未満の真冬日となれば今月2回目(25日にマイナス1.4℃)となり、札幌で11月に2回以上の真冬日を観測するのは2017年以来6年ぶりのこととなります。