23日木曜日に気圧の谷が通過した後、北海道付近は強い冬型の気圧配置に変わり、上空には真冬のような寒気が流れ込むでしょう。局地的に大雪となったり、猛吹雪となる恐れがあります。まだ冬支度が進んでいないという方は、22日水曜日までに進めるとよさそうです。車での移動も危険な状況となる可能性もありますが、どうしても移動が必要という方は、手袋、スコップ、防寒具など、万が一に備えた装備を忘れずに車に積載して下さい。
●23日は広く雨
23日はサハリン方面を低気圧が通過し、伴う寒冷前線が北海道付近を通過する見込みです。前線の東側では暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。
このため、23日は広く雨が降りそうです。局地的には雷を伴って降り方の強まる恐れがあります。また、気圧の傾きも大きく、風も強まって横殴りの降り方となることもあるでしょう。
●24日には強い冬型の気圧配置
24日には低気圧はカムチャツカ方面へ発達しながら進む見込みです。低気圧は動きが遅くなり、北海道付近は強い冬型の気圧配置に変わるでしょう。上空には25日にかけて真冬の時期に流れ込むような強い寒気が入る見込みです。
24日から25日にかけて道北や道央を中心に大荒れの天気となる恐れがあります。雪が降りやすく、気圧の傾きが大きいため局地的には猛吹雪となるでしょう。また、真冬の時期と比べてまだ暖かい日本海から水蒸気が多く供給され、大雪となる恐れもあります。雨が降ってからすぐに雪に変わるため、非常に滑りやすくなりそうです。車だけではなく、歩行者も十分注意が必要なため、まだの方は冬靴を準備するなど、冬支度をしっかりと行うとよいでしょう。また、外出なども危険な状況になりますが、どうしても移動が必要という方は、立ち往生に備えて念のため手袋やスコップ、車内で暖を取れる防寒具などの準備も忘れずに行って下さい。
21日から22日にかけては高気圧の圏内となり、晴れる所が多くなるため、冬の準備を進めるにはおすすめです。
●25日は札幌でも真冬日に?
25日は寒気の底となるでしょう。
道内は道北や道央を中心に、日中でも気温が氷点下という地点が多くなる見込みです。札幌でも予想最高気温はマイナス1℃で、最高気温が0℃未満の真冬日となる可能性があります。例年(直近30年の平均)では12月2日頃に真冬日となるため、少し早めの真冬日となるかもしれません。
