きょう17日(金)は、全国的に風や雨が強まる。交通の乱れに要注意。南西諸島や西日本には季節外れの黄砂も。夜は西から冷たい空気が入り、西日本の山や峠で雪に。
●前線や低気圧に伴う活発な雨雲が通過 風も強まる
きょう17日(金)は、前線や低気圧が日本付近を通過。広い範囲で風や雨が強まるでしょう。交通が乱れる可能性がありますので、普段よりも時間に余裕を持って行動すると良さそうです。
九州や中国、四国は、活発な雨雲は離れつつあります。日中は晴れ間も出ますが、所々で雨や雷雨となるでしょう。急に降りだす強い雨、落雷、突風に、ご注意ください。また、昼頃から西よりの風が強まってきます。
近畿は朝の通勤や通学の時間帯まで、東海と関東甲信は昼頃にかけても本降りの雨。局地的には、滝のような非常に激しい雨が降って、道路が一気に冠水するおそれがあります。沿岸部を中心に、風も強まるでしょう。
北陸と東北は昼前後から夕方をピークに雨が強まり、北海道は昼頃から次第に雨の範囲が広がります。雷雨になる所や、激しい雨の降る所もあるでしょう。風も強く、特に北海道の南西部では、夕方にかけて、何かにつかまらないと立っていられないほどの非常に強い風の吹く所がありそうです。
沖縄は晴れ間が広がりますが、風のやや強い状態が続くでしょう。
●南西諸島や西日本 季節外れの黄砂か
黄砂にも注意が必要です。
南西諸島や、西日本(九州が中心)には、昼頃にかけて黄砂が飛来することが予想されています。車などに黄砂が付着して汚れてしまう可能性があります。
なお、黄砂は春に飛来することが多く、11月に観測されれば、2019年以来、4年ぶりのことです。
●今夜～ 西日本の山は雪に 峠越えの車は冬の装備を
前線や低気圧が通過したあと、西から寒気が流れ込んできます。
今夜遅くから、あす(18日)の午前中にかけて、九州や中国、四国、近畿にかけての山では雪の降る所が増えてきて、岐阜県や北陸の山にも雪雲がかかるでしょう。峠越えの車は、冬の装備をしたうえで、くれぐれも慎重な運転を心がけてください。
