秋晴れの続くなか、あす25日は上空にこの時期としては強い寒気が流れ込み、全国的に大気の状態が非常に不安定に。晴れていても局地的に雷雲が急発達する恐れがあります。突然の雨や雷雨に注意を。10月最終日には、南岸低気圧が発生し、影響を受ける可能性も。
●あす25日 日本海側で発雷確率高め 天気急変の恐れ
あす25日(水)にかけて、日本の上空約5500メートル付近にマイナス21度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。
全国的に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。正午の発雷確率を見ると、近畿北部や北陸などで発雷確率が60%以上の所があるなど、かなり高くなっています。
晴れていても、突然空が暗くなり、急な強い雨や、落雷や竜巻などの激しい突風の恐れがあります。青空が見えていても、天気の急変に注意してください。
また、雷の鳴る音が聞こえたり、急に冷たい突風が吹いたり、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
●あす25日 晴れていても突然ザっと強い雨 気温差大きく 服装にも注意
あす25日(水)の天気と気温です。
あす25日は晴れる所が多い見込みですが、局地的に雨雲が急発達する恐れがあります。午後は都心でも雷雨となる可能性があるでしょう。朝の青空に油断せず、雨具を備えてお出かけください。
けさは北海道や東北を中心に今季一番の冷え込みとなりましたが、あす朝の最低気温は、北日本ではけさより高くなり、冷え込みの和らぐ所が多いでしょう。関東から九州はけさと同じで、平年並みになりそうです。13℃から15℃くらいまで下がり、内陸部では10℃を下回るでしょう。
日中の最高気温は、きょう24日(火)と同じくらいで、平年より3℃くらい高い見込みです。九州から関東は24℃前後、東北や北陸は21℃くらい、北海道は20℃近い気温となるでしょう。朝晩と日中の寒暖差がありますので、調節しやすい服装でお出かけください。
また、あす25日(水)は突然ザっと雨が降ると、一気に気温が下がる可能性があるため、必ず羽織るものをお持ちください。
●高気圧に覆われる日が多い 31日は南岸低気圧の影響で雨の所も
あす25日(水)、上空を寒気を伴った気圧の谷が通過した後、28日(土)頃にかけては、日本海側は曇りや雨のすっきりしない天気となるでしょう。
太平洋側は29日(日)頃まで晴れる日が多い見込みです。その後、30日(月)は西日本の太平洋側に前線がのびて、31日(火)には前線上に低気圧が発生する見込みです。31日(火)は東海や関東など、曇りや雨となり、冷たい雨が降る予想に変わる可能性もあります。
比較的過ごしやすい日が多いですが、天気によって急に寒くなる日もありますので、注意が必要でしょう。