オリオン座流星群が21日夜~22日明け方にかけて見頃を迎えます。条件の良い所では、1時間に5個程度の流れ星を期待できそうです。
●オリオン座流星群とは
毎年10月中旬から下旬にかけてみられる流星群で、21日頃に極大を迎えます。みずがめ座η流星群と同じ、ハレー彗星が母天体です。
国立天文台によると、流星は放射点が空に昇ってくる午後10時頃から流れ始め、放射点が高くなる真夜中過ぎからが観察に適しているとのことです。
今回は月明かりの影響がほとんどなく、観測条件によっては1時間に5個程度の流れ星を期待できそうです。
●太平洋側は広くチャンスあり
北日本の日本海側や北陸は、寒気に伴う雨雲がかかる所が多く、観測にはあいにくの空模様となりそうです。
一方、太平洋側は今夜は広い範囲で晴れる見込みで、流れ星を観測できそうです。ただ、冷たい北風が強まって、日没後はかなり冷え込む予想です。
昼間とは体感がガラッと変わるため、観測の際は十分に暖かくした方がよさそうです。
●流れ星を見つけるポイント
流れ星を見つける最初のポイントは、できるだけ街灯など人工の明かりが少なく、空を広く見渡せる場所を探してみること。
そして、実際に夜空を見る際は、視野を広げて空の広い範囲を見るようにすると、流れ星が見つけやすくなります。放射点の方向にこだわる必要はありません。
最後に月明りの影響ですが、今回は影響が少なく条件が良いといえそうです。