今週の中国地方は金曜日を境に寒暖差がかなり大きくなるでしょう。木曜日までは最高気温が25度以上の夏日ですが、週末は11月上旬から中旬並みの寒さとなる見込みです。暖房器具や寝具、上着などを用意しておいてください。
●20日(金)は気温の変わり目 寒暖差大きくなる
●中国地方は、今夜(16日(月)夜)からあす17日(火)の昼頃にかけては気圧の谷や日本海から流れ込む冷たい空気の影響で、山陰や山陽北部で雲が広がりやすくなり、雨の降る所があるでしょう。
●あす17日(火)の午後から19日(木)は高気圧に覆われて、全般に晴れる見込みです。日中の最高気温は25度以上の夏日になる所が多く、日差しのもとでは汗ばむくらいでしょう。また、夜間は放射冷却現象がよく効くため、内陸部を中心に気温が下がりやすく、朝はヒンヤリとする見込みです。一日の気温差が大きいでしょう。
●20日(金)は午前中に前線が通過し、午後は次第に寒気が流れ込む見込みです。
このため、午前中は広く雨が降り、午後は山陰で雨が降ったりやんだりでしょう。午後は気温が上がらず、北風が冷たく感じられる見込みです。
22日(日)の日中にかけて西高東低の気圧配置となり、山陰は雲が広がりやすく、雨の降る所があるでしょう。最高気温は20℃に届く所は少なく、山陰や山陽北部では15℃を少し超えるくらいで、冷たい北風も強まるため、一層寒く感じられる見込みです。
また、23日(月)にかけて、朝の冷え込みが強まる見込みです。最低気温は沿岸部の高い所でも10℃くらいで、内陸部は5℃前後でしょう。暖房器具が必要なくらいの冷え込みとなりそうです。
●寒気のピークは21日(土) 上空には11月下旬並みの寒気が流れ込む
今週の中頃の19日(木)は、中国地方の上空1500m付近は11℃くらいの空気に覆われますが、20日(金)には北から寒気が流れ込み、21日(土)には松江の上空1500m付近に11月下旬並みの1℃くらい(松江の平年:7.9℃)になる見込みです。上空1500m付近の気温予想では、山陽南部に3℃線が南下する予想です。
寒気のピークは21日(土)ですが、22日(日)も冷たい空気に覆われるでしょう。晴れて風が弱い夜間は放射冷却現象がよく効く見込みです。山陽を中心に朝の冷え込みが厳しくなるでしょう。急な寒さで体調を崩さないよう、お気をつけください。