あす9日(月:スポーツの日)は、10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が極大になります。残念ながら曇りや雨の所が多く、見るチャンスがある所は多くありませんが、3連休の最後の夜に天体ショーをお楽しみください。
●10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が極大
あす9日(月:スポーツの日)は、10月りゅう座流星群が極大となります。りゅう座流星群は「ジャコビニ流星群」とも呼ばれ、こちらの方が馴染みある方もいると思います。
極大の予想時刻は16時ごろとまだ、明るい時間ですが、日が沈んでからも楽しめるでしょう。放射点が比較的高めで月明かりがないという点では条件が良いですが、今年は活動が活発な周期ではないため、1時間あたり数個程度となりそうです。
(参考:国立天文台HP)
●気になる天気は?
気になる天気ですが、沖縄や九州、中国地方、四国は晴れる所が多く、空気も比較的澄んでいて、天体観測には良い条件と言えそうです。北海道は、雲が多く太平洋側はでは雨の降る所はありますが、札幌など日本海側では晴れて見るチャンスがあるでしょう。
近畿から東北は厚い雲に覆われて、雨の降る所が多く、天体ショーを楽しむにはあいにくの天気となる見込みです。10月りゅう座流星群は来年も同じ時期に極大を迎えますので来年に期待しましょう。
見るチャンスのある地域の方は、外での観測に注意してください。午後9時ごろの気温は、北海道で15℃を下回り、西日本20℃くらいになりそうです。暖かい服装で楽しむようにしましょう。
●流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。