きょう6日(金)夜にかけて、北海道や東北は暴風や大雨に警戒してください。あす7日(土)からの3連休は、北海道や東北は日本海側では昼頃まで雨が続きますが、関東から西は日の差す所が多く、まずまずの行楽日和に。8日(日)から9日(月)は西から雨が広がり、警報級大雨の恐れも。
●北海道 10月として記録的大雨も えりも岬で最大瞬間風速37.5m/s 今夜まで暴風警戒
きょう6日は、発達した低気圧が日本の東にあり、前線を伴ってゆっくり北上しています。また、別の低気圧が北海道付近にあり、ゆっくり南へ進んでいます。これらの低気圧の影響で、北日本の海上では、非常に強い風が吹いて、大しけとなっている所があります。
また、風に加えて雨も強まり、北海道や東北では、所々で横殴りの雨になっています。
北海道の浦河町中杵臼では、午前4時20分までの24時間降水量が226.0ミリに達し、1978年の統計開始以来、10月としては1位の値を更新しました。
また、風が吹き荒れ、北海道のえりも岬では午後1時までの最大瞬間風速が37.5m/sの西の風を観測し、最大風速でも29.2m/sの西の風を観測しました。車の運転は危険なほどの「非常に強い風」が吹いています。
北海道や東北は今夜にかけて大雨や暴風、高波に警戒してください。
●8日(日)~9日(月) 太平洋側ほど雨強まる 警報級大雨の恐れも
あす7日(土)から3連休という方も多いと思います。
3連休の初日のあす7日(土)は、北海道や東北の日本海側、新潟県は午前を中心に雨が続くでしょう。暴風のピークは超えますが、まだ強風や高波に注意が必要です。
東北の太平洋側や関東から四国にかけては晴れる所が多いでしょう。九州は次第に雲が増え、夜は所々で雨が降りそうです。
8日(日)から9日(月)は、低気圧が⻄⽇本の南岸を東に進み、関東沖に別の低気圧が発⽣する見込みです。
西から雨の範囲が広がり、太平洋側で警報級の大雨となる恐れがあります。すでに、8日(日)は鹿児島県と宮崎県で、大雨警報が発表される可能性が「中」と出ています。雨が強まる時間帯などを確認して、安全な行動をとってください。
●最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。