向こう一週間、前線が日本付近に延びて、次第に南下。活動が活発になることも。厳しい残暑は20日(彼岸の入り)頃まで。その先は、秋の空気が優勢に。
●前線や湿った空気の影響 広範囲に
向こう一週間は、秋雨前線が日本付近に延びて、ゆっくりと南へ下がる見込みです。
あす16日(土)からの3連休は、ほぼ全国で大気の不安定な状態が続くでしょう。晴れマークの所でも、にわか雨や雷雨の可能性があります。特に18日(月:敬老の日)頃は、前線の活動が活発になるでしょう。札幌をはじめ、北海道は広く雨となり、ときおり雨脚が強まりそうです。東北の日本海側や九州北部も、発達した雨雲のかかる所があるでしょう。
19日(火)と20日(水)は、多くの所で晴れ。21日(木)と22日(金)は、北海道や東北北部は大体晴れますが、東北南部や北陸、関東以西は曇りや雨となるでしょう。
●次第に秋の空気が優勢に
この先、20日(水:彼岸の入り)にかけても厳しい残暑が続きます。日中の気温は広い範囲で30℃を超えるでしょう。関東甲信では35℃以上の猛暑日になる所もある予想で、気象庁から高温に関する気象情報が発表(きょう15日に)されています。夜も、全国的に気温があまり下がらず、東日本と西日本では熱帯夜の所が多いでしょう。
21日(木)と22日(金)は、前線の南下に伴って秋の空気が流入。夜の寝苦しさは収まり、日中も30℃以上の所は少なくなりそうです。
なお、全国の2週間天気によりますと、23日(土:秋分の日)から28日(木)にかけて、関東以西では日中の気温が再び広く30℃以上となるでしょう。まだまだ、熱中症に注意が必要です。ただ、朝晩は22℃前後まで下がる所が多くなるでしょう。これまでとは違い、通勤の際は長袖のシャツなどが活躍しそうです。