きょう11日は四国や近畿を中心に活発な雨雲がかかっています。兵庫県では1時間に65ミリを超える非常に激しい雨の降った所も。四国などでも1時間に30ミリ以上の激しい雨の降った所があります。
●兵庫県で非常に激しい雨
きょう11日は、上空の寒気や暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。四国や中国地方、近畿、東海を中心に断続的に雨が降り、局地的に雨雲が発達しています。
兵庫県南あわじ市では午前5時32分までの1時間に66.0ミリの非常に激しい雨が降りました。また、徳島市では午前3時50分までの1時間に41.0ミリの激しい雨が降りました。未明には高知県を中心に1時間に30ミリ以上の激しい雨の降った所があります。
●大雨警報の発表されている所も
この後も四国や中国地方、近畿、東海を中心に雨雲が発達しやすく、局地的に非常に激しい雨や雷雨の所がありそうです。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害などに注意してください。
午前6時半現在、徳島県に大雨警報の発表されている所があります。徳島県では、11日昼前まで低い土地の浸水や河川の増水に警戒してください。
●土砂災害の前兆
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。