きょうも各地で残暑が厳しく、京都府京都市では今年36回目の猛暑日となりました。京都市では81年前の年間最多猛暑日日数の記録に並び、あす28日にも更新する可能性があります。一方で、こうした状況を看過せず、将来のために対策をとっていく必要があります。
●厳しい残暑 向こう一週間も続く
今から81年前の1942年(昭和17年)にもこれほど暑い年があったことにも驚きですが、今年はその記録を上回る記録的な暑さとなりそうです。
この先も全国的に残暑が厳しく、日中の最高気温は35度前後の所が多いでしょう。京都市では、あす28日にも猛暑日の最多日数記録を37日に更新する可能性があります。なお、年間猛暑日日数の日本記録は、大分県日田市で1994年に記録した45日です。
●猛暑日日数は年々増加傾向 対策は
年間猛暑日日数(京都)のグラフからもわかるように、昔も突発して暑い年はありました。ただ、長い目で見るとやはり近年は増加傾向であり、体感的にも暑い年が増えているという感覚は間違っていない気がします。
こうした中でも環境に適応し、生きていかなければならないとはいえ、何も対策をしなければこの先さらに厳しい夏が訪れることになるかもしれません。そうならないためにも、私たちができる取り組みがあります。
効果が期待できる取り組みには、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出抑制です。節電や公共交通機関の利用など、温室効果ガス、特に二酸化炭素の排出を食い止める行為はいくつもあります。まだ残暑が厳しいこの時期にエアコンの使用を控えるのは無理がありますが、意識して無理なくできるときに行動することが大切です。