北海道の向こう1か月は、日照時間は平年並みか少ないですが、降水量は平年並みか多いでしょう。また、平均気温は高く経過し、この先一か月は北海道らしくない蒸し暑い日が多くなりそうです。
●1週目(~9月1日) 来週後半 再び猛烈な暑さの恐れ
今日(24日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
1週目の天気は、数日の周期で変わりますが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、平年と比べて曇りや雨の日が多く、気温は平年並みか高い見込みです。来週の前半は一旦暑さが落ち着き、広く平年並みの気温となりますが、来週の後半は再び北海道の上空に、非常に強い暖気が流れ込みやすくなるでしょう。北海道地方には高温に関する早期天候情報が発表されており、8月31日(木)頃からの5日間は平年よりかなり高い気温となる見込みです。今日(24日)は全道各地に熱中症警戒アラートが発表されるような厳しい暑さとなっていますが、来週後半も、今日と同じような猛烈な暑さとなる恐れがあります。
●2週目(9月2日~9月8日) 残暑が厳しい 真夏日日数も記録的か
2週目の天気は数日の周期で変わりますが、気温は平年より高く経過する見込みです。そのため、各地で記録的な真夏日日数となる恐れがあります。道南の函館では今年に入ってから今日(24日)これまでに20回真夏日が観測されており、統計開始以来、1年で最も多い真夏日日数となっています。すでに記録的な真夏日日数となっている地域は、更に記録を更新することになり、その他の地域でも、過去最も多い1年の真夏日日数となる所が出てくるでしょう。
●3~4週目(9月9日~22日) 過去最も遅い 真夏日となる可能性も
3週目の天気は数日の周期で変わりますが、気温は平年より高く経過する見込みです。アメダス観測網の整備が始まった1976年以降で、道内で最も遅い真夏日は、2007年の網走地方の北見市常呂と、1998年の網走地方の網走の9月21日となっています。9月の下旬にかけても平年より高めの気温で経過することで、過去最も遅い真夏日となる地点が出てくる可能性があります。