あす24日(木)も、猛暑をもたらす暖かい空気が北海道付近まで流れ込みそう。新潟県長岡市で最高気温38℃など、体温超えの危険な暑さが続く所も。厳しい残暑、終わりはまだ見えず。熱中症対策を。
●同じような場所で危険な暑さに
きょう23日(火)は北陸や東北を中心に、体温を超える暑さになりました。最高気温(午後3時まで)は、新潟県長岡市で39.0℃と、今年3回目の39℃台を観測。秋田県大館市で38.8℃、秋田市は38.5℃と、統計開始以来、最も高い気温を観測しました。また札幌は36.3℃まで上がり、1876年の統計開始以降、最も高い気温・最も遅い猛暑日となりました。
あす24日(水)、上空1500メートル付近には21℃以上と、真夏でもめったに流れ込まないような暖かい空気が、北日本まで流れ込む予想です。晴れると地上の気温は35℃を超えるような暖気です。あすも北陸や東北、北海道は強い日差しが照り付けるため、同じような場所で猛烈な暑さが続くでしょう。
●北陸・東北・北海道 25日まで猛暑
北陸や東北、北海道では、25日(金)にかけて最高気温が35℃以上の猛暑日の所が多く、目先の猛暑のピークとなるでしょう。24日(木)と25日(金)の最高気温は、新潟県の長岡では38℃と、体温を超える危険な暑さが続きそうです。札幌は34℃と、猛暑日一歩手前の暑さでしょう。北海道では、秋雨前線の影響で25日(土)以降は雨が降りやすく、極端な暑さは次第に収まりそうです。
一方、沖縄や九州から関東でも、来週にかけて厳しい残暑となるでしょう。東京都心の最高気温は33℃~35℃くらいと、平年よりも3℃ほど高い予想です。また朝晩も気温が下がりにくく、夜間の気温が25℃を下回らない熱帯夜も続くでしょう。時間を問わず、熱中症対策が欠かせません。
●1日の中で気をつけたい熱中症予防のポイント
朝起きてから夜眠るまで、1日の内には熱中症に気をつけたい様々な場面があります。その日の温度・湿度など身の回りの環境を知ることと併せて、自分の行動パターンに合わせた対策を行いましょう。
①起床時
疲労、睡眠不足、風邪、二日酔いなどで体調がすぐれないときは、1日無理をしないようにしましょう。また朝ごはんをしっかりと食べ、丈夫な体をつくることも大切な予防のポイントです。こまめに水分補給を行い、普段の食事から適度に塩分を摂るようにしましょう。
②外出中
帽子や日傘で直射日光を防ぎ、なるべく日かげを選んで歩きましょう。体調不良を感じる前から、こまめに休憩を取ることも大切です。また車移動の場合には、冷房を入れて車内環境を涼しく工夫しましょう。
③帰宅後
帰宅後、室内の温度・湿度が高くなっている場合には、冷房機器を適切に使用し室内を涼しくしましょう。汗をかいた服は着替え、冷房機器や冷却グッズなどで体を冷やして、休息を取りましょう。
④ 睡眠時
閉め切った室内では夜間でも室温が上がってしまう場合があります。適切に冷房機器を使用し快適な睡眠環境を作りましょう。寝る前には水分補給を行い、枕元に飲料を置いておくと良いでしょう。