きょう23日、大阪市から西の空を見上げると青空が広がっています。高校野球の決勝が開催される兵庫県西宮市周辺にも目立った雲は見られませんが、午後は次第に雨が降りやすくなる見込みです。いつもの浜風とは異なり、右バッターには試練の風が吹くでしょう。
●午後は次第に雨や雷雨も 風は南東方向
8月6日(日)に開幕した夏の甲子園、台風7号の影響で1日順延はあったものの、そのほかの日程は順調に進み、きょう14時から決勝戦です。甲子園球場がある兵庫県西宮市では、このあとは次第に雲が広がり、午後は雨が降りやすくなるでしょう。雷を伴って降り方が強まる恐れもあります。応援や観戦には晴雨兼用の傘があると良さそうです。
また、通常はライトからレフト方向への浜風(南西の風)が吹く甲子園球場ですが、試合が行われる時間帯は南東の風、つまりレフトから本塁へ向かって風が吹く見込みです。いつもは左バッターが浜風に苦しめられますが、今日は右バッターが打球を押し戻す風に苦戦する可能性があり、勝敗を左右するかもしれません。
なお、きょうも体にこたえる厳しい暑さが予想されています。気温が高いのもさることながら、湿度がかなり高く、球場の熱気も加わり、これには観客も苦しむことになるでしょう。万全の熱中症対策をお願いします。
●あると便利 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。