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23日 「処暑」なのに記録的な暑さ 札幌は35℃予想 東北や北陸では38℃以上も


きょう23日(水)は、二十四節気の「処暑」ですが、8月下旬とは思えない暑さに。北海道は札幌などで最高気温が35℃以上の猛暑日となる所があり、東北や北陸は38℃以上の危険な暑さとなる所が出てきそう。関東甲信から九州では猛暑日地点は減るものの、湿度が高く、不快な蒸し暑さです。

●「処暑」とは名ばかり 北を中心に「猛暑」

きょう23日(水)は、二十四節気の「処暑」で、暦の上では「暑さが収まる頃」です。
今年は暑さが収まるどころか、8月下旬としては記録的な暑さとなる所も出てきそうです。

●北の暑さは記録的に

きょう特に「厳しすぎる暑さ」が予想されるのは、北海道、東北、北陸です。

北海道は最高気温が35℃以上の「猛暑日」となる所が、きのうより一気に増えるでしょう。札幌は35℃の予想で、もし猛暑日となれば、8月中旬以降としては初めてのことで「過去最も遅い猛暑日」となります(これまでで最も遅い猛暑日は8月8日)。

東北や北陸も猛暑日地点が続出するでしょう。38℃以上となる所も出てくるなど、8月下旬とは思えない「危険な暑さ」となりそうです。

関東甲信から九州では、きのうより猛暑日地点が減るものの、それでも広く30℃を超えて厳しい暑さでしょう。雨が降ったりやんだりして湿度が高く、かなり不快な蒸し暑さとなりそうです。湿度が高い時は熱中症のリスクも高くなります。室内では気温だけでなく、湿度の変化にも気を配りましょう。

●応急処置 体を冷やすポイントとアイテム

朝起きてから夜眠るまで、1日の内には熱中症に気をつけたい様々な場面があります。その日の温度・湿度など身の回りの環境を知ることと併せて、自分の行動パターンに合わせた対策を行いましょう。

①起床時
疲労、睡眠不足、風邪、二日酔いなどで体調がすぐれないときは、1日無理をしないようにしましょう。また朝ごはんをしっかりと食べ、丈夫な体をつくることも大切な予防のポイントです。こまめに水分補給を行い、普段の食事から適度に塩分を摂るようにしましょう。

②外出中
帽子や日傘で直射日光を防ぎ、なるべく日かげを選んで歩きましょう。体調不良を感じる前から、こまめに休憩を取ることも大切です。また車移動の場合には、冷房を入れて車内環境を涼しく工夫しましょう。

③帰宅後
帰宅後、室内の温度・湿度が高くなっている場合には、冷房機器を適切に使用し室内を涼しくしましょう。汗をかいた服は着替え、冷房機器や冷却グッズなどで体を冷やして、休息を取りましょう。

④ 睡眠時
閉め切った室内では夜間でも室温が上がってしまう場合があります。適切に冷房機器を使用し快適な睡眠環境を作りましょう。寝る前には水分補給を行い、枕元に飲料を置いておくと良いでしょう。

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