明日22日(火)も大気の不安定な状態が続きます。急に降り出す激しい雨や落雷に注意が必要。同じような場所に雨雲がかかり続けた場合は局地的な大雨のおそれも。猛烈な暑さも続くため、熱中症対策が欠かせません。
●明日22日(火) 空模様の変化に注意
今日21日(月)も太平洋高気圧の縁を回って、日本列島には暖かく湿った空気の流れ込みが続いています。あちらこちらで激しい雨や非常に激しい雨が降りました。北海道十勝地方の芽室町付近と清水町付近では、午後2時50分までの1時間に約90ミリの雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が出されました。
明日22日(火)も、高気圧周辺や日本の南にある熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。日差しが出る所もありますが、気温の上がる午後を中心に所々で雨雲やカミナリ雲が湧くでしょう。道路が一気に冠水するような激しい雨が降ることもありそうです。上空の風が弱いため、発達した雨雲の動きが遅く、同じ場所に停滞した場合は、局地的な大雨になるおそれがあります。これまでの雨で地盤の緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒してください。
●最新の情報 どこを見たら 何がわかる?
最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。
①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。
●明日22日(火) 厳しい暑さが続く
明日22日(火)も気温の高い状態が続き、日中は猛烈な暑さの続く所もありそうです。
特に、長野市や福島市では37℃が予想され、体温並みの危険な暑さになるでしょう。北陸や東北の日本海側でもフェーン現象も加わり、36℃くらいまで上がりそうです。日差しの少ない東京都心でも34℃の予想で、湿度が高く、かなり不快な暑さでしょう。
汗をたくさんかいたら、水分だけでなく、塩分も適度に摂ってください。疲れたら無理をせず、休憩もこまめに取りましょう。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。