きょう19日も日本海側では気温が早いペースで上昇中で、午前中から猛烈な暑さとなっています。富山市では今年22回目の猛暑日となり、年間最多日数のタイ記録となりました。午後は更に暑くなる見込みで、熱中症には引き続き警戒が必要です。
●北陸は午前中から猛暑日続々 関東は山沿いで猛烈な暑さ
きょう19日も強い日差しと上空の暖気の影響で、午前中から各地で厳しい暑さとなっています。特に日本海側では気温が高く、猛暑日となっている所もあります。
午前11時までの最高気温は、富山市で35.5℃と今年22回目の猛暑日となりました。これは2018年と並んで、猛暑日の年間最多日数タイ記録です。このほか鳥取市や福井市などでも35℃を超えています。
関東では特に山沿いで気温が高く、群馬県みなかみ町で35.2℃。東京都心も猛暑日に迫る34.1度まで上がっています。
●午後は更に暑く 熱中症の危険性大
午後は更に気温が上がって、西日本や東日本を中心に猛暑日が続出する見込みです。日本気象協会tenki.jpの「熱中症情報」を見ても、沖縄や九州~東北までほとんどの所が最高ランクの「危険」となっています。北海道でも「厳重警戒」となっている所があります。
環境省と気象庁が共同で発表する「熱中症警戒アラート」は、沖縄や九州~東北にかけて33の都府県で発表されています。
午後も各地で万全な熱中症対策が欠かせません。
●熱中症対にかかってしまったら
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って両側の首筋やわきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。