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強い台風7号 お盆のUターン時に関西を縦断か 暴風や災害レベルの大雨に厳重警戒


強い台風7号は、この先も北西へ進む見込みです。15日(火)には近畿地方にかなり接近し、上陸する恐れがあります。暴風が吹き荒れ、紀伊半島を中心に災害レベルの大雨となる恐れもあります。台風が接近する前に備えてください。

●紀伊半島南東斜面では600ミリ超の大雨か 暴風にも厳重警戒

今回の台風の特徴は、比較的コンパクトで動きが遅いことです。台風が近づくと急に雨や風が強まり、状況が悪化する恐れがあります。

<風の予想>
14日に予想される最大風速(陸上)は12から18メートル、最大瞬間風速は25から30メートル
15日に予想される最大風速(陸上)は20から29メートル、最大瞬間風速は30から45メートル

最大瞬間風速45メートルは、細い木の幹が折れ、看板が落下・飛散するくらいの風です。海上や沿岸部では、さらに強い風が吹く見込みです。

<雨の予想>
14日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
近畿南部 80ミリ

15日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
近畿北部 100から150ミリ
近畿中部 200から300ミリ
近畿南部 300から400ミリ

16日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
近畿全般 100から150ミリ

紀伊半島を中心に雨量が増え、今後3日間のトータルで600ミリを超える大雨となる可能性があります。場所によっては、たった2日間で平年の8月1か月分の雨量を上回る恐れがあり、災害に直結するレベルです。雨や風が強まって身動きがとれなくなる前に、避難を済ませてください。

●台風が近づく前の対策 大雨に備えて

今回の台風では大雨が心配されますが、事前に備えておくポイントは、次の3つです。

1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。

3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。

いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。

●台風が近づく前の対策 暴風に備えて

台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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