台風6号(カーヌン)は、8月11日(金)午前3時に朝鮮半島で熱帯低気圧に変わりました。
●台風6号 熱帯低気圧に変わりました
台風6号(カーヌン)は、7月28日(金)午前3時にフィリピンの東で発生しました。その後、台風6号は日本の南を北上し、8月1日(火)頃には沖縄を暴風域に巻き込みながら西よりに進みました。沖縄では暴風が吹き荒れ、那覇市では8月2日4時14分に最大週間風速52.5m/sを観測しました。その後、東シナ海で向きを東よりに変えて、Uターンするような進路をとったため、沖縄や奄美では長い期間、大荒れの天気となりました。沖縄県の久米島では降り始め(7月30日)からの雨量が700ミリを超えました。
台風6号は9日(水)から10日(木)の朝にかけては九州の西の海上を北上。九州や四国を中心に台風接近前から台風周辺の湿った空気の影響で雨が強まり、9日(水)から10日(木)にかけては台風本体や台風周辺の活発な雨雲がかかり、線状降水帯が相次いで発生しました。宮崎県美郷町南郷で降り始め(7月30日)からの雨量が1000ミリを超えるなど、記録的な大雨となりました。
台風6号はきょう11日(金)午前3時に、朝鮮半島で熱帯低気圧に変わりました。
●台風7号の動向に注意
一方、非常に強い台風7号が小笠原諸島近海を北上しており、週明けは本州に接近、上陸の恐れがあります。関東や東海、近畿、北陸を中心に大荒れの天気となる恐れがあり、最新の台風情報に注意が必要です。