31日月曜は、北海道や東北北部、そして九州の所々で、雨が強まっています。関東も大気の状態が不安定で、局地的な大雨や雷雨のおそれがあります。今、晴れていても、天気の急な変化に注意が必要です。
31日月曜は、本州付近は高気圧に覆われていますが、北と南で、天気が崩れています。
北海道や東北北部では、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過しているため、雨雲がかかっています。一方、高気圧のふちを回るように、暖かく湿った空気が流れ込むため、九州でも雨が降っています。
1時間降水量は、秋田県大館市で36.0ミリ(5時51分まで)、宮崎県延岡市北方で34.5ミリ(6時4分まで)を観測。
昼頃には、青森県でも雨が強まり、青森県鰺ヶ沢町では13時13分までの1時間に37.5ミリの「激しい雨」を観測し、7月1位の値を更新しました。
雨雲レーダーを見ますと、13時30分現在、北と南だけでなく、関東北部でも局地的に雨雲が発達しています。
●今夜にかけて 関東など 局地的な大雨・雷雨のおそれ
今夜にかけては、関東から北を中心に、大気の状態が不安定でしょう。発雷確率を見ますと、関東の内陸部や北海道で、確率が高くなっています。
発雷確率の高い所を中心に、局地的に激しい雨が降り、雷が鳴りそうです。激しい雨とは、バケツをひっくり返したように降る雨で、道路が川のようになるくらいです。
また、13時50分現在、福島県や栃木県に「竜巻注意情報」も発表されています。落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。
「今、晴れているから」と油断しないで、局地的な大雨など、空模様の急な変化にご注意ください。
●ゲリラ豪雨の前兆
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。