きょう30日、最高気温は40℃近くまで上がった所がありました。猛暑はまだ続く見込みです。夜でも気温は下がりにくいでしょう。昼夜問わず、熱中症対策が必要な日が続きます。
●埼玉県鳩山町で39.6℃
きょう30日、本州付近は高気圧に覆われて、強い日差しが照り付けた所が多くなりました。
午後5時までの最高気温は、全国で最も高くなったのは、埼玉県鳩山町で39.6℃でした。次いで、群馬県伊勢崎市で39.5℃、群馬県館林市と埼玉県熊谷市、埼玉県寄居町で39.1℃でした。
東京都心は36.6℃で、7日連続で猛暑日になりました。猛暑日とは日最高気温が35℃以上の日です。今月、猛暑日は12日となり、7月としての猛暑日日数の最多記録を更新中です。
●猛暑 まだ続く
向こう一週間も、最高気温は、九州から東海では35℃以上の日が続くでしょう。関東や東北も35℃以上の日が多い予想です。北海道でも2日は35℃近くまで上がるでしょう。
日中の外出はできるだけ避け、室内でエアコンを使用するなど、万全な熱中症対策を行って下さい。
●夜も気温が下がりにくい日続く
夜でも気温が下がりにくい日が続くでしょう。
最低気温は、九州から東北では25℃を下回らない日が続く見込みです。北海道でも25℃を下回らない日があるでしょう。
夜でもエアコンをつけておくなど、熱中症対策が必要です。
●あると便利 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。