フィリピンの東にある熱帯低気圧は、今後、発達して台風になる予想です。まだ予想進路に幅はありますが、26日(水)には「非常に強い」勢力となって沖縄の南まで北上する可能性もあります。来週は先島諸島を中心に波や風の影響が出ることが考えられ、最新の情報に注意が必要です。
●台風5号発生へ 発達して「非常に強い」勢力に
きょう21日(金)午前6時現在、フィリピンの東に熱帯低気圧があり、北へ進んでいます。
このあと熱帯低気圧はいったん西よりに進路を変えるでしょう。あす22日(土)の午前6時までには台風へと発達し、台風5号となる可能性があります。海面水域の高い領域をゆっくり進むため、さらに発達して、24日(月)には「強い」台風となる見込みです。その後は再び北よりに進路を変えて発達を続け、26日(水)には「非常に強い」勢力となって、沖縄の南へと達する見込みです。
来週はじめの予報円は大きく、まだ進路に幅がありますが、来週は先島諸島地方に影響を与える可能性があります。夏休みで海のレジャーを予定されている方は、最新の台風情報にご注意ください。
●台風シーズン 高波にも備えて
本格的な台風シーズンに入ります。大雨はもちろん、沿岸部では高波や高潮への備えも確認しておきましょう。
何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。
また、前もって大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。
そして、安全に行動できるうちに、早めの避難や移動を心がけましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認してください。