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きょう11日 日本海側を中心に所々で激しい雨 九州は少しの雨でも土砂災害に警戒


きょう11日も大気の状態が不安定。日本海側を中心に、あちらこちらで激しい雨が降りそう。九州北部は、広い範囲で土砂災害の危険度が高くなっています。少しの雨でも土砂災害に警戒を。

●午後ほど雨雲が発達

きょう11日は、梅雨前線が日本海から東北付近にのびて、北海道には低気圧が近づくでしょう。大気の不安定な状態が続くため、気温が上がる午後ほど雨雲が発達しやすくなりそうです。

沖縄は強い日差しが照りつけるでしょう。九州から関東も日差しが届きますが、変わりやすい天気。局地的には激しい雨が降り、道路が冠水するおそれもあります。北陸は昼頃から次第に雨の範囲が広がり、東北と北海道は日本海側を中心に雨が降るでしょう。雷雨や激しい雨が降って、大雨になる所もありそうです。土砂災害や川の増水、突風やヒョウにもご注意ください。

最高気温は、きのう10日と同じくらいの所が多く、厳しい暑さが続くでしょう。関東甲信では、35℃以上の猛暑日が続く所が多くなりそうです。熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

●九州北部 土砂災害に警戒を

きのう10日、福岡県と大分県に大雨特別警報が発表されるなど、九州北部では経験したことのないような大雨になりました。大雨の峠は越えたものの、きょう11日午前5時30分現在、佐賀県には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

地盤が緩んでいるため、少ない量の雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。危険な崖や斜面、また増水した川には近づかないようにしてください。

●土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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