きょう3日、関東甲信では暑さと天気の急変にご注意を。山梨県には今年初めて、熱中症警戒アラートが発表。熱中症対策を万全に。
●午後 局地的に大雨のおそれ
きょう3日の関東甲信は晴れ間が出ますが、午後は急な雨に注意が必要です。
関東甲信の上空、約6000メートルにマイナス9℃以下と、この時期としては強い寒気が流れ込む予想です。地上では気温が上昇し、上空との気温差が大きくなるため、昼前から夜遅くにかけて雨雲が発達しやすい状態が続くでしょう。
内陸部を中心に雨雲が湧いて、平野部も含めて局地的に激しい雨が降りそうです。栃木県など関東北部では非常に激しい雨が降ることもあるでしょう。
天気急変のサインは、真っ黒な雲が近づく、雷の音が聞こえる、急に冷たい風が吹くの3つ。天気急変のサインがあれば、安全な建物の中に移動しましょう。また雨雲レーダーなどで、最新の情報を確認してください。
●厳しい暑さ 山梨県に熱中症警戒アラート
最高気温は、きのう2日と同じくらいの所が多いでしょう。東京都心と横浜は32℃、前橋と熊谷は35℃で猛暑日の予想です。甲府は36℃と、体温並みの暑さになるでしょう。
山梨県には、今年初めて「熱中症警戒アラート」が発表されました。また熱中症情報では各地「厳重警戒」となっていて、熱中症警戒アラート発表の有無にかかわらず、万全な対策が欠かせません。
※熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。