あす26日(月)の天気ポイントは、「局地的な激しい雨」と「危険な暑さ」です。あす26日(月)は梅雨前線が北上し、西日本は広い範囲で雨となるでしょう。九州などでは、局地的に激しく降る見込みです。落雷や突風に注意して下さい。東海~北海道は晴れて、最高気温30℃以上の真夏日続出となりそうです。湿度も高いため、熱中症に注意が必要です。
●梅雨前線が北上 西日本中心に大気の状態が不安定
あす26日(月)にかけて、梅雨前線が日本海西部まで北上する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本を中心に大気の状態が不安定となる見込みです。
25日(日)17時現在、長崎県では激しい雨が降っていて、1時間雨量は長崎県西海市で41.5ミリ、佐世保市で30.5ミリを観測しました。このあとも、九州では局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る見込みです。落雷や突風に注意して下さい。
●あす26日(月) 九州~中国・四国 断続的に雨 激しく降る所も
あす26日(月)は、九州~中国・四国は夕方にかけて断続的に雨となりそうです。九州などでは局地的に雷を伴い、激しく降るでしょう。
●午後は関東の山沿いでにわか雨
近畿も雲が広がりやすく、午後は所々で雨となるでしょう。東海~北海道は晴れますが、気温が上がる午後は大気の状態が不安定となります。山沿いを中心に、急な雨にご注意下さい。
最高気温は、梅雨の晴れ間となる東海や関東を中心に30℃以上の真夏日続出となるでしょう。また、北日本も気温が高く仙台27℃(7月下旬並み)、札幌29℃(真夏並み)の予想です。北海道の旭川は、きょう25日(日)今年初めて真夏日となりましたが、あす26日(月)も30℃の予想、2日連続で真夏日となりそうです。
西日本も曇りや雨の割に気温が高く、福岡は31℃の予想です。きょう25日(日)梅雨明けとなった沖縄は夏空が続き、那覇は32℃と4日連続の真夏日となりそうです。
気温に加え、湿度も高いため熱中症のリスクが高まります。こまめに休憩や水分をとり、熱中症対策は万全におこないましょう。
●激しい雨って どんな雨?
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
●熱中症の応急処置のポイント
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。