台風2号から流れ込む湿った空気の影響で、九州付近では2日(金)にかけて梅雨前線が活動を強め、警報級の大雨となる恐れがあります。台風2号は、九州から比較的南に離れた海上を通過する見込みですが、九州は、これからあす2日(金)にかけて大雨に、3日(土)にかけてうねりを伴った高波に、十分な注意・警戒が必要です。
●台風2号から湿った空気 2日(金)にかけて警報級大雨の恐れ
いったん九州の南海上で活動を弱めていた梅雨前線が、きょう1日(木)は再び活動を強めつつ、九州を北上しています。きょう1日(木)午前の段階で、活発な雨雲は九州南部付近を北上しており、鹿児島県から雨脚が強まってきています。
台風2号からの湿った空気の流れ込みは、このあと一段と強まり、九州付近に停滞する梅雨前線の活動が活発化するでしょう。九州は、これからあす2日(金)にかけて各地で雨となり、雷を伴って激しく降る所がある見込みです。特に今夜からあす2日(金)は、局地的に1時間50ミリ以上の滝のような雨が降る所があり、警報級の大雨となる所もありそうです。
九州は、これからあす2日(金)にかけて、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水などに十分に注意・警戒をしてください。
●九州沿岸 うねり伴った高波にも注意・警戒を
台風2号は、あす2日(金)朝にかけて沖縄県を通過し、その後、鹿児島県奄美地方の南海上を通って、3日(土)には本州の南の海上へ進む見込みです。
すでに九州の沿岸には、広く台風2号からのうねりが届き、南部を中心に波が高くなっています。さらに、あす2日(金)には、九州南部を中心に南または東よりの風が強まり、3日(土)にかけて一段と波が高くなるでしょう。九州南部の沿岸海上は大しけとなり、波浪警報が発表される可能性もあります。これから3日(土)にかけて、九州の沿岸部ではうねりを伴った高波にも注意・警戒が必要です。
大谷翔平・野球ニュース