猛烈な台風2号は眼がくっきりしており、発達のピークに。沖縄では28日(日)からうねりを伴った高波に警戒が必要です。来週は本州南岸に前線が停滞するため、九州から関東では雨が続き、大雨になる恐れもあります。
●猛烈な台風2号 特徴と今後の進路
台風2号はきょう26日(金)午後3時現在、フィリピンの東を1時間に20キロの速さで西へ進んでいます。「猛烈な」勢力で中心気圧は905hPaと、発達のピークを迎えており、眼がくっきりとしています。
28日(日)にかけても猛烈な勢力を維持したまま、西よりに進むでしょう。
台風2号は「少しずつ速度が遅くなる」というのがポイントです。また、「次第に北よりに進路を変える」見込みです。
29日(月)には「非常に強い」勢力となり、30日(火)には勢力を維持したまま沖縄の南に達するでしょう。さらに31日(水)には「強い」勢力となるものの、先島諸島が台風の予報円に入る予想です。(予報円は、台風の中心が入る確率が70%です。)
台風の動きが遅いため、沖縄では影響が長引く恐れがあります。
●沖縄への影響 大雨や大荒れの恐れも
沖縄地方では、台風の接近に伴って次第に波が高くなります。28日(日)頃から大しけとなるでしょう。台風の進路によっては31日(水)頃にかけても、大しけが長く続きそうです。
また、風が強まり、30日(火)頃からは先島諸島で暴風となる恐れがあります。台風の進路次第で大荒れや大雨となることが考えられますので、早めに台風に備えてください。
●九州、四国、本州への影響 来週は台風だけでなく前線の動きも要注意
台風2号の来週の進路には、まだばらつきがあり、モデルごとに予想の変わる幅も大きくなっています。
ただ、前線が29日(月)から30日(火)にかけて本州を南下し、その後は九州から本州の南岸に停滞すると予想されます。来週は西日本や東日本で降水量が多くなり、大雨となる恐れがあります。台風の進路次第では、大雨のエリアが変わったり、雨が長引いたりして、雨量がさらに多くなったりすることも考えられます。最新の台風情報や気象情報をこまめに確認してください。