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あす12日 雨のあと黄砂大量飛来 東京も2年ぶりに飛来か 今日中に出来る対策は?


あす12日水曜は、日本海側から雨雲がかかってきますが、本格的に降る時間は3時間程度と短い予想。雨のあとは、黄砂が大量飛来するおそれ。今日中に出来る対策は?

●あす12日 前線の影響で雨 本格的に降る時間は3時間程度

あす12日水曜は、寒冷前線が日本海から南下する見込みです。前線通過に伴い、日本海側から雨雲がかかり、沿岸部中心に雨や風が強まる所がありますが、本格的にザッと降る時間は3時間程度と短い予想です。西日本や北日本の雨は午前中心、関東など東日本は午後中心に雨となりそうです。

●雨のあと黄砂大量飛来か

雨が止んだあと13日木曜にかけて、黄砂が大量に飛んでくるおそれがあります。

雨雲と同じく、日本海側から飛来し、九州~北海道の広い範囲に予想されています。日本海側中心に濃度が濃く、総量が多くなる可能性があり、関東など太平洋側にも広く飛来する予想です。東京では、2021年に10年ぶりに黄砂を観測(3月30日、31日、5月8日)しましたが、もし4月に観測されれば、2007年以来、16年ぶりとなります。

11日9時現在、中国大陸の華北や中国東北区では黄砂が観測されていて、視程(水平方向で見通せる距離)が10キロメートル未満になり、所によっては視程が5キロメートル未満となる見込みです。視程が5キロ未満となる場合は、車や洗濯物などの表面への砂の付着が目立ち始め、2キロ未満になると交通への影響が出始める場合があるため注意が必要です。

●今日中に出来る対策は?

黄砂が飛来すると、洗濯物や車が汚れたり、花粉症などアレルギー症状や呼吸器や循環器に疾患のある方の症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

きょう11日火曜の内で出来る対策は?

①買い物は今日中に済ませる。
黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。

②車に自動車用ボディーカバーを。黄砂が付着した場合は、タオルで拭くのはNG。傷がつくおそれがあるため、高圧洗浄での洗車(水洗い)が良いとされています。

③こまめに最新情報をチェックし、黄砂飛来予測を把握。

その他、あす12日水曜~13日木曜は、窓は極力開けない、洗濯物は室内干し、空気清浄機の用意をするなど、黄砂飛来に備えましょう。

●黄砂とは?

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

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