あす3月最終日も東北から九州にかけて花粉の飛散量が「非常に多い」見込み。あさってから4月が始まりますが、まだ大量飛散する日が続く見込みです。東京都内では3月下旬に入ってから、花粉の飛散量が僅かに増加しているというデータも。大量飛散はいつ終息するのでしょうか。
●3月最終日も花粉は「大量飛散」
きょう30日(木)は、花粉の飛散がいったん落ち着く所もありますが、あす31日(金)は九州から東北にかけて「非常に多く」花粉が飛散する見込みです。
東北はスギ花粉がピークとなっていて、非常に多く飛散する見込みです。
九州から近畿、東海や関東では、ヒノキがメインとなっていて、大量飛散となるでしょう。
年度末でお忙しい方もいらっしゃると思いますが、万全な花粉対策を心がけてお出かけください。
●都内 3月後半に入っても僅かに増加しているというデータも
上の図は、東京都福祉保健局「東京都アレルギー情報navi.」のデータから、最新のデータがある東京多摩地域(青梅、八王子、多摩、町田、立川、府中、小平)の情報をもとに3月27日までのデータで作成したものです。
そろそろ花粉の総飛散量が減る頃ですが、東京都多摩地区のデータでは、今シーズンは3月後半に入っても、僅かに増えている状況です。
今シーズンの花粉飛散量は、ここ数年と比較して2、3倍の多さになっています。
●4月中旬にかけてヒノキが最盛期 ゴールデンウィークの頃もわずかに飛散
東北ではスギ花粉のピークとなっています。
4月に入るとスギのピークは東北でも越えるはずですが、今シーズンは4月も「非常に多い」日が続く予想が出ているため、ピークが長引く可能性があり、注意が必要です。
関東から九州にかけて、スギ花粉の飛散のピークは越えてきましたが、ヒノキの飛散がメインとなり「大量飛散」しています。
九州、中国、四国、近畿では4月中旬頃にかけて、東海や関東は4月下旬に入る頃まで、ヒノキがピークとなるでしょう。
コンタクトの方は眼鏡に変えるなど、少しでも症状が出ないように工夫をしてお過ごしください。
4月下旬にはヒノキのピークも各地で越えるとみられますが、例年、ゴールデンウィークの頃も、わずかに花粉が飛散しています。敏感な方はあと1か月くらいは対策が必要でしょう。
こまめに掃除を心がけるなど、家の中に入った花粉もこまめに除去するようにした方が良さそうです。