きょう20日、東京では日差しがぽかぽかと暖かく、絶好のお花見日和となっています。東京・靖国神社にある桜の標本木は、きょう20日の時点で、5割以上は花が開き、桜満開の便りが迫ってきました。都心の桜は、場所によってはすでに見頃の木もあります。
●東京・靖国神社 桜の標本木 満開に迫る
きょう20日(月)は、広い範囲でお花見日和となっています。東京都心は午後1時までの最高気温は19.0℃、上着なしでも過ごしやすく、桜を愛でるのにもちょうど快適な気温です。
東京の桜の開花・満開観測の基準となっている靖国神社の桜の標本木は、きのう19日(日)の時点では、まだ見頃には程遠く感じました。
きょう20日(月)朝の様子を見ると、標本木の上の方の花は開いていませんが、下のあたりなど結構つぼみがほころんでいて、たった一日足らずで桜が咲き進んでいることが分かります。
●桜の満開はいつ?
きょう20日(月)は、和歌山、松江、水戸で桜が開花しました。
日本気象協会が発表した桜開花・満開予想によりますと、東京の桜満開は23日(木)。満開の発表まで間近といえそうです。
その他、横浜では24日(金)、熊谷、福岡、高知で25日(土)が満開の予想で、今週のうちに桜満開の便りが届きそうです。
ちなみに、桜の満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。(同時に咲いている状態である必要はありません。)
観測の対象は多くの地域でソメイヨシノです。ただ、ソメイヨシノが生育できない地域である沖縄県から奄美にかけてはヒカンザクラ、北海道地方の一部ではエゾヤマザクラが観測されています。
●石神井公園 川べりに桜咲き進む
都内でも日当たりの良いところほど、桜が咲き進んでいます。
こちらは、東京都練馬区にある石神井公園の川沿いの桜の様子です。
すでに多くの花が開き、もう見頃間近といっても良さそうな場所もあるようです。
●都内ですでに見頃の所も この先は青空と桜が貴重に
東京千代田区、飯田橋付近の今朝の桜の様子です。
すっきりとした青空に桜の薄ピンク色がとてもきれいに見えています。
ただ、あす21日(火)春分の日は、雲が広がり、都心でもにわか雨の可能性があります。
また、22日(水)から東京都心でも雨が続く見込みです。青空の下で桜が楽しめる機会は、この先少なくなるでしょう。
雨のタイミングを確認して、お花見の予定を立てるようにしてください。