本日3月15日(水)、愛媛県宇和島市と高知県宿毛市で桜が開花し、四国地方も春本番を迎えています。
●愛媛県宇和島市と高知県宿毛市から桜の便り
本日3月15日(水)、愛媛県宇和島市と高知県宿毛市の桜(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。宇和島市では昨年(3月17日)より2日早く、宿毛市では昨年(3月16日)より1日早くなりました。
きょうの四国地方は、晴れて日差しに恵まれ、最高気温は宇和島で21.4℃、宿毛で21.0℃を観測するなど、桜もほころぶ陽気となりました。
宇和島市では、2005年に気象庁の機関である宇和島測候所の無人化に伴い桜の観測が行われなくなった後、2006年からこれまでと同じ定義に基づき、気象庁OBの方に観測を委嘱するなどして市が独自に観測を続けています。
宿毛市でも、気象庁の機関である測候所の無人化に伴い桜の観測が行われなくなった後、市職員の方が独自に標本木を定めて観測を続け、5輪以上の開花が確認されると開花を発表をしています。
●来週にかけて、各地から桜の便りが続々と届きそう
四国地方のこの冬は、12月は寒気が流れ込みやすく、気温は平年より低くなりました。12月23日は高知で積雪14センチと観測史上1位を記録しました。また1月・2月も度々強い寒気が流れ込み、平地でも積雪となった所がありました。このため、花芽は一定の寒さにさらされて休眠打破は順調に行われたとみられます。
一転、3月に入ると季節の歩みは加速し、日中の気温は各地で20℃前後まで上がる日が多くなっています。
この先も気温は平年より高い日が多い見込みで、今年の桜の開花は各地で平年より早いでしょう。来週にかけて各地から続々と桜の便りが届きそうです。