きょう10日正午現在、東京都内でも道路に雪の積もり始めた所があります。昼過ぎからはさらに雪の降り方が強まり、夕方にかけて雪のピークとなるでしょう。帰宅時間は交通機関に影響が出る可能性があります。
●道路にも積雪
きょう10日、関東地方は内陸部を中心に朝から雪が降っており、正午現在、東京都内や神奈川県内でも道路に雪の積もり始めた所があります。
東京都心ではまだ積雪は観測されていないものの、正午の積雪はさいたま市や宇都宮市で1センチ、熊谷市や前橋市で2センチなど、平野部でも積雪が観測された所があります。また、甲信地方でも広く雪が降っており、甲府市では、午前7時には0センチだった積雪が正午には13センチとなっています。
●昼過ぎからさらに雪強まる 次第に雨に変わるも帰宅時は要注意
昼過ぎからはさらに雪の降り方が強まり、夕方にかけて雪のピークとなるでしょう。東京湾に近いエリアなど、沿岸部ではみぞれや雨の所もありますが、わずかな気温の変化で雪の割合が増えて、急に雪が積もることも考えられます。内陸部では歩道だけでなく、車道にも雪が積もるでしょう。帰宅時は転倒やスリップの恐れがあります。また、交通機関に影響が出る可能性がありますので、最新の道路状況や列車の運行情報をこまめに確認してください。
夜には雨の範囲が広がって、今夜日付が替わるころには雪や雨もやむ見込みです。ただ、あすの朝にかけては路面が凍結する恐れがあり、注意が必要です。
●普段は雪の少ない所で積雪 特に注意すべき場所は?
普段、雪に慣れていない方が、雪道を歩く際、特に注意すべき所は4つあります。
1つめは、歩道橋の上や、橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しても溶けにくいのです。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。
久しぶりの雪ですが、これらの場所は、特に気を付けて、歩いてください。
大谷翔平・野球ニュース