きょう25日(水)、九州に流れ込む雪雲は少なくなってきましたが、山沿いを中心に広い範囲で雪が積もり、路面が凍結している所があります。このあとも、道路情報や交通情報に注意をし、無理のない範囲で行動するようにして下さい。
また、今夜(25日夜)からあす26日(木)朝にかけては冷え込みが大変厳しくなり、九州では10年に一度程度の低温となる恐れがあります。水道管の凍結、農作物や農業施設の管理などに十分な注意・警戒が必要です。
●九州 広範囲で積雪 路面凍結に注意
きょう25日(水)午前8時の積雪マップによると、九州では山沿いで10cm前後、平野部でも数cmの雪が積もっている所があります。このあとも気温が低い状態が続くため、積もった雪は解けず、路面が凍結したままという所が多いでしょう。
九州に流れ込む雪雲は少なくなってきており、大雪の恐れはなくなりましたが、お出かけの際は交通情報をしっかり確認し、時間に余裕を持って行動するようにして下さい。自宅周辺に積雪がなくても、少し離れた場所では雪が積もり、路面が凍結しているといったことがありますから、車の運転も無理は禁物です。あらかじめ道路情報を確認し、滑り止めの準備などをして、安全運転を心掛けてください。
●今夜(25日夜)からあす26日(朝) 10年に一度程度の低温の恐れ
きのう24日(火)夜は九州北部上空1500m付近に−15.1度という、7年前の寒波(2016年1月24日, −14.9度)に匹敵するような強さの寒気が流れ込んできました。このため、24日(火)の昼前には、九州北部から気温が0度を下回り始め、北西の季節風も強まって、九州ではめったに経験しないような、大変厳しい寒さとなりました。
そして、きょう25日(水)の日中も厳しい寒さが続き、今夜(25日夜)からあす26日(朝)は、九州では10年に一度程度の低温となる恐れがあります。
これは、昨日24日(火)からの強い寒気の流れ込みで地上気温が下がっている中、あす26日(木)にかけて冬型気圧配置が緩んで風が弱まり、夜間に地上付近の熱が上空へ向かって逃げる放射冷却現象が強まることが原因です。
今夜(25日夜)からあす26日(朝)にかけては、広範囲で水道管凍結の恐れがあります。屋外にむき出しになっている水道管に断熱材を巻くなどの凍結防止が十分か、再度確認をしましょう。農作物や農業施設の管理にも、十分にご注意下さい。