太平洋側では、1月1日からの10日間降水量の合計が平年に比べて10%以下と少なくなっている所が多くなっています。東京都心では、きょう11日も雨は降らない予想で、20日連続で降水なしとなる見込みです。
●太平洋側では10日間降水量10%以下
上の図は1月1日からの10日間降水量の合計の平年比です。太平洋側は茶色で示される10%以下の所が多くなっています。1月1日からの10日間降水量は、仙台市や横浜市で0.0ミリ、名古屋市で1.0ミリ、大阪市で0.5ミリと平年の10%以下となっています。
東京都心では12月23日から降水がなく、きょう11日も雨は降らず、20日連続で降水なしとなる見込みです。
●空気カラカラ
きょう11日は広く晴れて、空気が乾燥しています。正午までの最小湿度は長野県開田高原で10%、和歌山県高野山で21%、さいたま市で27%、東京都心や横浜市で36%と低くなっています。
あす12日も晴れて、空気の乾燥した状態が続くでしょう。火災も多くなっています。火の取り扱いに注意が必要です。
●空気が乾燥 火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。
① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。
② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。
③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。
④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。
もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。