5日(木)にかけて冬型の気圧配置が続き、北海道の日本海側から北陸にかけて大雪や吹雪による交通障害に注意・警戒が必要です。道路影響予測はリスク「大」となっています。関東甲信や東海の山沿いでも注意が必要です。
●5日(木)にかけて冬型の気圧配置が続く
きょう3日(火)も冬型の気圧配置が強まっています。北日本の上空5000メートル付近にはマイナス36℃以下の寒気(大雪となる目安の寒気)が流れ込んでいます。北海道や東北の日本海側を中心に雪が強まっています。
5日(木)にかけて日本付近は冬型の気圧配置が続き、強い寒気が流れ込む予想です。北海道や東北の日本海側は雪が降り、断続的に降り方が強まるでしょう。山沿いを中心に大雪となり、さらに積雪が増える予想です。風も強く吹き、吹雪く所もあるでしょう。また、3日(火)夜からシアーライン(風と風がぶつかる所)が発生し、北陸を中心に大気の状態が不安定になりそうです。平地でも雪の降り方が強まり、大雪となる所があるでしょう。
●「道路影響予測」北海道~北陸でリスク大
「道路影響予測」によりますと5日(木)にかけて北海道と東北ではリスクが「大」となっています。北陸も3日(火)夜からリスクが高くなるでしょう。また、関東甲信や東海の山沿いでは4日(水)午後から5日(木)にかけてリスクが高くなりそうです。近畿から九州にかけてはリスクは高くはありませんが、雪の降る所や路面が凍結する所がありますのでご注意ください。
帰省先や旅行先からのUターンで移動の多い時期です。普段、走り慣れていない道路を走ることや雪道を走ることもあるかと思います。冬用のタイヤの装着など準備を万全にし、時間に余裕をもって、慎重な運転をなさってください。
●冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」
この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。