あさって18日(金)未明から「しし座流星群」が極大となります。広い範囲で晴れて、天体観測には良い条件となりそうです。国立天文台によると、きょう16日(水)夜遅くから、少しづつ星が流れ始めるということです。
●「しし座流星群」18日(金)未明~極大 今夜遅くからチャンスあり
あさって18日(金)未明から朝にかけて「しし座流星群」が極大となります。
一番の見ごろとなるのは、18日(金)の未明から明け方にかけてとなるでしょう。
国立天文台によると、きょう16日(水)夜遅くから、少しづつ星が流れ始めるので、条件がかなり良ければ、流れ星が見られる可能性はあるということです。
きょう16日(水)は下弦の月となり、18日(金)のピークの頃は半月よりも細い月になりますが、やや月明かりが影響する可能性があります。
良い条件で観測して、1時間に5個以下の流れ星が見られる可能性があります。
●広く晴れて天体観測のチャンス
あす17日(木)夜から18日(金)朝にかけては、新潟県や東北から北海道の日本海側にかけては、寒気の影響で、雲が広がりやすいでしょう。
その他は、広く晴れて天体観測に良い条件になりそうです。
九州北部や中国、四国、近畿、東海、北陸3県、関東甲信、東北から北海道の太平洋側はよく晴れるでしょう。
九州南部と沖縄は雲が多めですが、雲の切れ間から観測のチャンスはありそうです。
夜はぐっと冷え込みますので、暖かいコートやブランケットなど寒さ対策を万全にして夜空を見上げてみてください。
●流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
①できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
②できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。