22日頃、今シーズン最も強い寒気が流れ込む可能性があります。ただ、寒気の流れ込みは一時的で、本格的な冬の寒さは、まだ先になりそうです。
●近畿地方で「木枯らし1号」 釧路で「初雪」 初冬らしく
きのう13日は次第に西高東低の気圧配置になり、近畿地方で、昨年より21日遅く「木枯らし1号」が吹きました。きょう14日は、釧路で初雪を観測、平年より7日遅い観測です。
●15日~21日 寒気の流れ込みは一時的 次の週末は暖かく 次第に雨
寒気の流れ込みは、17日まで続く見込みです。
17日にかけて、最高気温は、九州から東海は20℃以下で、関東では15℃に届かない日があるでしょう。東北南部は15℃くらい、東北北部は10℃くらい、北海道では10℃に届かない日がある予想です。初冬らしい寒さの所が多いでしょう。
ただ、寒気の流れ込みは一時的で、18日から21日にかけて、暖かい空気に覆われる見込みです。
最高気温は、九州から東海では20℃以上になる所があるでしょう。関東も20℃近くに、東北南部も15℃以上になることがある見込みです。東北北部も15℃近くまで上がる日があり、北海道でも10℃を超える日があるでしょう。
向こう一週間、天気は高気圧に覆われて、晴れる所が多い見込みです。
広く天気が崩れるのは週末です。19日は西から気圧の谷が近づき、九州を中心に雨が降り出すでしょう。20日は本州の南岸を低気圧が東進し、四国から東北を中心に雨が降る見込みです。
21日は、次第に西高東低の気圧配置になり、北海道や東北の日本海側、北陸を中心に雨雲がかかるでしょう。
●22日~27日 強い寒気が流れ込む可能性 この寒気も一時的
22日から27日、この期間の前半は、今シーズン最初の初冬らしい強い寒気が流れ込む可能性があります。
北海道や東北北部の日本海側を中心に雪、東北南部の日本海側や北陸には雨雲がかかり、山を中心に雪になることが考えられます。予報にはまだ大きな幅がありますので、最新の気象情報をご確認ください。
この寒気の流れ込みも、一時的でしょう。冬らしい寒さになることがあっても、この期間を通しての気温は、平年より高めの傾向です。
西高東低の気圧配置になっても長くは続かず、本州の南岸に前線が延びたり、低気圧が東進したりして、太平洋側を中心に雨が降ることがあるでしょう。この時期としては、まとまった雨になることもありそうです。
晴れマークが目立ちますが、今後、予報は変わる可能性もあります。最新の気象情報をご確認ください。