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南の海上の熱帯低気圧 11日頃から沖縄へ接近か 九州に近づく予想も


南の海上には熱帯低気圧があり、今後の動向に注意が必要です。低気圧の経路を予想したものでは、11日(日)頃から沖縄に接近後、九州に近づくものが多くなっています。

●熱帯低気圧 今後の進路予想

「低気圧経路予報」は、世界の気象機関の計算をもとにした進路予想です。複数の進路があるのは、計算式に少しずつ異なる初期値を投入して複数の計算を行っているからです。この手法を使うことで、取り得る誤差の範囲や傾向を見ることができます。

南の海上には大きな雲の塊があり、上の雲画像の左側の円が「熱帯低気圧」の雲です。「台風のたまご」ともいわれるもので、今後は台風に発達する可能性があります。低気圧経路予報では、11日(日)頃に沖縄に接近し、12日(月)~13日(火)頃に沖縄付近を北上する計算結果が多くなっています。きのう6日(火)に温帯低気圧に変わった台風11号と同様に、沖縄付近に近づいた後も中心気圧が下がる予想がほとんどで、九州に接近する予想も多くあります。今後の動向にご注意ください。

●もう1つの雲の塊にも注意

一方、雲画像にある右側の円の雲は、あす8日(木)には「熱帯低気圧」になる予想です。今後、北上する傾向ですが、その動きは計算モデルによって差が大きくなっています。

もし熱帯低気圧にならなくても、本州付近は影響を受けるでしょう。暖かく湿った空気や秋雨前線の影響で、9日(金)頃にかけては東海や関東を中心に雨が降りそうです。低気圧の動向や、暖かく湿った空気の流れ込みの程度によって予報が変わることがあります。こまめに情報を確認しましょう。

●最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。

③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

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