台風11号の影響で、沖縄地方は猛烈なしけに。高潮にも厳重警戒が必要です。沿岸部には絶対に近づかないでください。
●大型で非常に強い台風11号 いよいよ北上
大型で非常に強い台風11号は、今日3日夜のはじめごろから明日4日未明にかけて先島諸島へかなり接近する見込みです。
その後、沖縄本島の西を北上しますが、台風の動きが遅いため、先島諸島では暴風や猛烈なしけとなる時間が長くなりそうです。
●猛烈なしけに 高潮にも厳重警戒
台風11号の影響で、沿岸部でも厳重な警戒が必要です。
沖縄地方では、非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなっている所があります。このあと台風の接近に伴い、明日4日にかけて先島諸島では一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける所がある見込みです。
予想される波の高さは以下の通りです。
■3日(土)
沖縄地方 10メートル
奄美地方 6メートル
■4日(日)
沖縄地方 10メートル
奄美地方 7メートル
さらに、今夜から明日朝にかけて警報級の高潮となる所があるでしょう。海岸や河口付近の低地では高潮による浸水や冠水に厳重に警戒してください。
●高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで
台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。
そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。