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北陸 この秋の見通し 残暑厳しく、大雨・台風シーズン長引くおそれ


8/23、北陸の3か月の天候見通しが発表されました。9月を中心に残暑が厳しく、10月も残暑が長引く見込みです。また、ラニーニャ現象の影響で太平洋高気圧が平年より強く、例年より遅い時期まで秋雨前線や台風の影響を受けるおそれもあります。北陸地方は実りの秋を迎えますが、農作物の管理には注意が必要です。

●太平洋高気圧が強く、10月まで残暑が長引くおそれ

8/23、新潟地方気象台より、福井・石川・富山・新潟の4県を対象とした「北陸地方の向こう3か月の天候の見通し」が発表されました。

最大のポイントは、「暖かい空気に覆われやすいため、向こう3か月の気温は高い」ことです。9月を中心に厳しい残暑が続き、10月も残暑が長引くおそれがあります。

その理由としては
①地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高い。
②ラニーニャ現象の影響で、上空の偏西風はユーラシア大陸から日本の東にかけて平年より北を流れやすい見込み。また、太平洋高気圧が平年より強く、東への季節的な後退と衰弱が遅い、等があげられます。

このため、10月にかけても熱中症や農作物の管理に注意が必要です。

●秋雨シーズンが長引き、遅い時期まで台風の影響を受けるおそれ

例年、台風の接近数も9月が最も多くなります。その理由として、夏の間は太平洋高気圧の勢力が強く、台風は北陸付近に近づかないことが多いですが、9月になると、太平洋高気圧の勢力がやや後退し、台風が日本付近を通りやすくなるためです。秋雨前線も同様に、太平洋高気圧の勢力の後退とともに偏西風が日本付近に南下して前線が停滞しやすくなります。
10月になると太平洋高気圧は更に東へ後退し、台風は日本の南の海上を通りやすくなり、秋雨前線の影響も小さくなって次第に秋晴れの日が多くなります。

ところが、今年はラニーニャ現象の影響で太平洋高気圧の勢力が弱まりにくく、東への季節的な後退が遅いと予想されます。
このため、秋雨前線の南下が遅れ、大雨のシーズンが長引くおそれがあります。さらに、10月になっても台風が日本付近を通りやすくなり、遅い時期でも台風が日本付近に接近または上陸するという事態も考えられます。10月の降水量はほぼ平年並みの見込みですが、平年より多い確率が40%と、やや多雨寄りに分があります。

北陸地方は実りの秋を迎えますが、残暑だけでなく、「大雨や台風シーズンも長引くおそれがある」ため、常に最新の気象情報を確認し、適切な対策をとるようにして下さい。

●ラニーニャ現象は冬まで持続か 11月には山間部で雪の日も 早めのタイヤ交換推奨

ラニーニャ現象は冬のはじめまで続く可能性が高くなっています。ラニーニャ現象時の冬は、冬型の気圧配置が多く、日本付近に寒気が南下しやすくなる傾向があります。

11月になると次第に冬型の気圧配置が増えてきて、曇りや雨の日が多くなり、標高の高い山間部では雪となる日もあるでしょう。三国峠や平湯方面、ひるがの高原など、峠越えを予定されている方は早めのタイヤ交換をお勧めします。また、気温はほぼ平年並みとなっていますが、10月までの残暑からの気温差が大きく、日々の気温の変動も大きくなるでしょう。体調管理には十分に注意して下さい。

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