あす6日にかけて、西日本や東日本は大気の状態が不安定で、雨雲が発達しやすいでしょう。中国地方から北陸付近を中心に局地的に大雨の恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
●北陸 土砂災害の危険が高まっている
きょう5日夕方、九州から東海を中心に、局地的に雨雲が発達しています。
北陸では、これまでの大雨で土砂災害の危険が非常に高まっている所があります。
●6日にかけて 中国地方~北陸付近は局地的に非常に激しい雨や激しい雨
あす6日にかけて、西日本から東日本にかけて、日本の南の高気圧の縁をまわって、暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。本州の上空9000メートル付近には、マイナス30℃以下の寒気が流れ込むでしょう。西日本と東日本は、大気の状態が不安定になる見込みです。
中国地方から北陸付近は、あす6日にかけて、雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降る所があり、大雨になる恐れがあります。
●予想される雨量
あす6日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方 150ミリ
近畿地方、中国地方 80ミリ
北陸地方 60ミリ
です。
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒して下さい。
●土砂災害の前兆
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。