きょう27日、東海で3時間降水量が100ミリを超えるなど、東海や甲信で7月として記録的な大雨になっている所があります。この後も、東海や関東甲信では局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
●3時間降水量 東海や甲信で7月として1位の値
きょう27日は、日本の東から東北南部付近に前線が停滞しています。
前線に向かって、太平洋高気圧の縁をまわって、暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
3時間降水量の日最大値は、午前8時40分までで、愛知県新城市作手は120.5ミリ、三重県南伊勢町は102.5ミリを観測しました。新城市作手では、統計開始の1976年以降、7月の1位の値を更新しました。
愛知県西尾市一色町では91.5ミリ、南知多町は87.0 ミリ、長野県長野市鬼無里は85.5ミリ、愛知県岡崎市は83.5ミリで、いずれも統計開始の1976年、鬼無里では1977年以来、7月の1位の値を更新しました。
●すでに地盤が緩んでいる所も
これまでに降った大雨で、すでに地盤が緩んでいる所があります。
特に、長野県長野市鬼無里では、土砂災害の危険度が高くなっています。
●東海・関東甲信 大気の状態が非常に不安定 局地的に非常に激しい雨
きょう27日、東海や関東甲信は、午後を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
雷を伴って激しい雨が降ることがある見込みです。局地的に非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。
土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意、警戒してください。